任意売却か競売かどちらが高く売れるのか

任意売却のメリット、競売のデメリットは先のコラムに述べた通り、売却後の残債を可能な限り減らす事が目的となるため、どちらのほうがメリットがあるのか、という質問が稀にあります。

任意売却よりも競売で高く落とす業者はたしかに存在しますが、その場合条件としては立地条件が格段に良い、またはこれから伸びるエリアに限られます。
しかも、私の知っている限り少数の業者に限られており、物件がそれに当てはまるのか否かは開札まで運次第ということになります。

やはり、一般相場(任意売却)で売却されるほうが断然高く売れる可能性が高く、『一般相場(任意売却)>リースバック>競売』といった具合になります。

10年程前は、任意売却は弁護士への相談から始まるものが多くありましたが、現在は弊社のような不動産業者にも直接任意売却のご相談も多くなったことにより、任意売却を専門とし傍ら不動産会社としてとして活動している業者も多く存在します。
中にはろくにお客様の希望を聞くことなく、リースバック1本で強行手段に出る業者もあり、特に住宅ローンが半分以下になっているがローン返済に行き詰っている方がよく陥るパターンとして挙げられるのが、住宅ローンを完済できるだけの価格で物件を買い取り、相談者から高い家賃で賃貸借契約することです。
また、これにより売却させられた方は住宅ローンの全額返済に加え、多少の現金が手に入るため良かったという感想もありますが、購入者は明らかに商売目線の買取価格が多く市場価格の50%~60%程度で半ば強引に売却させられることがあり、そのまま今までの住宅ローンよりも高い家賃を払い住み続けるといったリースバック契約を締結させられることもあるため、その場しのぎでなくしっかとご自宅(一般査定)の価値を知った上で、適正な価格での売却をお勧めいたします。
※但し、買戻し特約や、再売買契約をしている場合は予め設定している価格で賃借人が買い戻せる事も可能です。

当社では、誠心誠意お客様の立場に立って、ご相談を承ります。
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