事例① 離婚後、任意売却
ご相談内容
5年前にご主人と離婚され、ご主人名義だったマンションはご主人が住宅ローンを支払い、ご相談者様と2人のお子様(ともに小学生)はそのまま住み続けるという条件でした。
離婚から半年ほどたった頃、銀行からご主人宛の催促状が来るようになり、ご主人に相談されたのですが、「大丈夫」の一点張りだったため、そのまま放置。後日、裁判所よりマンションを差し押さえたとの通知が届き、本件のご相談を承りました。
ご提案内容と解決方法
このまま売却をしても銀行の残債が残ってしまうので、競売になってしまうことは半ば諦めていらっしゃいましたが、「任意売却」という方法がある事をご説明し、各金融機関との交渉の末、残債が残ったまま売却することができました。引っ越し費用等も支出することなく、お子様たちの学校区内の賃貸マンションへ無事転居される事ができました。
・金融機関への交渉
・転居費用の捻出
・現在のお子様の学区内で賃貸探し
担当者より
離婚がきっかけになる事も非常に多いケースです。
また、本件のように口頭のみで約束をし、気が付けば取り返しがつかない事になっていることもあり、最悪の場合、転居先も決まらず、転居費用も出ず、ご家族が路頭に迷ってしまう場合も考えられます。
住宅ローンの滞納通知等がご家庭内で発見された場合、早めのご相談をお勧めいたします。
事例② 借金が“ゆきだるま式”に
ご相談内容
40代自営業、奥様と中学生のお子様一人。
2~3年前から仕事が減り、住宅ローンが払えず消費者金融から借入されました。消費者金融だけで6社、約500万円の借金があり、毎月の住宅ローンの返済と借金返済額が30万円以上となり、どうしようもなく弁護士事務所に相談をされましたが、弁護士からは任意売却の提案はなく、競売しか選択肢はないといったように、手続きが淡々と進められている状況でした。自己破産はしたくないというご要望もあり納得がいかず、任意売却を含め解決できる方法を相談するために当社へお問い合わせを頂きました。
ご提案内容と解決方法
・金融機関に交渉
・当社顧問弁護士に依頼、消費者金融の借金を減額(過払い等)
・任意売却後の残債務を返済することにより、自己破産を避ける
担当者より
住宅ローンを払うために、より金利の高い消費者金融に借りてしまい“ゆきだるま式”に増えてしまう。 そして、毎月の返済が増え返済が滞る。その後は弁護士等に相談することは必然ですが、相談しても任意売却の提案もされず当然のように破産や競売に持っていくような弁護士も多いようです。また、不動産売却は弁護士事務所提携の業者に担当させ、相談者の意見も聞かず債権者寄りの売却を進め、結局は売却できずに競売になってしまうケースもよくあります。今回のご相談者様も当然競売になると思い込まれていましたが、金融機関の納得する残債額を残し、残高が残ったまま売却(任意売却)をする事ができました。残りの残債についても、担保なしで信用債権として毎月2万円の返済のみとなり、その結果、自己破産を回避することができました。