任意売却までのステップ

任意売却の手順は、まず住宅ローンを滞納している状況が前提となります。
金融機関と返済計画の見直しを行い、その後にも滞納が続く場合は「期限の利益の喪失」を理由として、一括返済を求められます。

しかし、一括返済を求められても簡単に返済できるものではなく、再度返済計画の見直しを相談しても応じてもらえない可能性が高く、そのまま金融機関の強制的な売却の方向で進むことになり、この強制的な売却が競売と言われるものです。
もし競売の方向で進んでしまった場合、安い価格(相場の6割程度)で売却となるため、金融機関の残債が多く残ることになります。
売却をしてもなお、返済が残っている状況が続くため残債は少ないに越したことはありませんが、競売は入札で行うため相場は関係なく、最低入札価格はあるものの、相場からかけ離れた価格で落札されることになり、売却後の残債が多く残ってしまいます。

売却後の残債を極力少なくするためには、競売ではなく任意で売却(相場の9割程度)が望ましく、競売開始決定から開札までの概ね5ヶ月~7か月(開札日の2日前まで)の間に金融機関に任意売却の承諾を得る必要がありますが、競売よりも残債が減り、引越し代(交渉要)も捻出可能なことから、できる限り任意売却で進めたほうが良いでしょう。

競売開始決定がされている場合、売却に要する時間が限られているため、下記の①~⑦に早くたどり着くことが重要となります。

  1. 任意売却を扱っている不動産会社へ相談
  2. 価格査定
  3. 金融機関との調整
  4. 販売開始
  5. 購入者決定
  6. 売買代金の承諾・配分調整
  7. 売買契約・決済

 

既に住宅ローンが滞っている方、競売開始決定通知書が到着している方はすぐに弊社までご相談下さいませ。