ブラックリストとは・・・

よく借金整理等の解説の際に、"ブラックに載る"という言葉を聞かれると思いますが、金融機関においてブラックリストというものは存在せず、各信用情報機関の個人情報に何かしらの事故情報を登録されるという事です。
この登録される事故情報(延滞・債務整理・破産等)が所謂、ブラックリストに載ると言われているものとなります。

信用情報機関とは、一般的に金融機関から融資を受ける際は、必ず以下の信用情報機関に登録されます。

 

●JICC(株式会社日本情報信用機構)・・・消費者金融・リース会社  

●CIC(株式会社シー・アイー・シー)・・・信販系

●KSC(全国銀行個人信用情報センター)・・・銀行系

 

少し細かく説明しますと、各金融機関は必ずこのいずれかの機関に加盟しており、主に消費者金融系、信販系、銀行系で加盟先が分かれているようです。
この3社の情報機関の内、JICCのみ加入している主に消費者金融系は、その個人の借入件数、借入残高、前回入金日、次回入金日、延滞情報等が細かく分かり、他の2社に加盟していない場合は、加盟していないCICKSCの延滞情報、債務整理、破産等、事故情報のみ情報閲覧できるシステムとなっております。

例えば、JICCのみ加入している消費者金融会社が個人が銀行からいくら借り入れがあるのか確認はできませんが、銀行返済に延滞があった場合、事故情報のみ3社全てで確認できます。

この3つの情報機関の内、どこかで延滞情報を登録されてしまうと全ての情報機関に事故情報が反映されるため、銀行借り入れ、クレジット等の取引が突然ストップしてしまう可能性があります。

特に気を付けなければいけないのが、携帯を割賦販売で購入するケースが多く、携帯の引き落としができなかった場合、CICに事故登録がされしまいますので気を付けなければなりません。
もし、3ヶ月以上延滞してしまった場合、返済しても5年間は過去に延滞したことがわかるようになっておりますので、他で借入する場合に審査が厳しくなる可能性があります。

このように、ブラックリストとはリストに登録されるのではなく、金融機関が審査の過程で個人情報を必要として照会した場合、ブラック情報(事故情報)を取得できるというものです。

 

任意売却の場合、KSCの事故情報に既に登録されている方が多いのですが、状況次第では、ブラック情報を登録されずに任意売却を成立させる事も可能です。

まずはどのようなご不安をお持ちなのか、当社までご相談ください。